「失敗の科学」
こんにちは、ryo_bigmanです。
今Kindleのオススメにあがっていました「失敗の科学」を読んでいます。
失敗から学び、次に活かす。
失敗は成功の母を推薦する本です。
現在序盤ですが、気になるポイントが出てきたので、
ブログに書いておきたいと思いました。
不意にトラブルに陥ると人は認識能力が著しく欠如してしまい、
当事者と観測者では同じ現象への見解が異なるそうです。
当事者:あっという間の出来事だった・・・
観測者:一つのことに気を取られ後手に回っていた・・・
話としては、当事者が時間の感覚を失うことで、
状況はより深刻な場面を迎えてしまいます。
こちらの因果について、本書では認識できなかったことが原因ではなく、
認識能力の欠如にシステムが対応できていないことが挙げられ、
システム面から対策が施され、類似トラブルに対応していく様子が示されています。
ここのポイントは、最終的な対策がシステムに施されるところで、
個人に原因がいかないようになっている点です。
こちらのポイントを組織に芽生えさせ、
失敗という事象を正しく認識し、対策していくことの大切さが序盤に説かれ、
失敗を成功の母とするためには、組織が大事という点に強く惹かれました。
ここから個人の見解ですが、
仕事において失敗をあえて認識しない風潮はないでしょうか?
終わった後に振り返ると、ジャッジポイントで判断見誤ったなと思うことはないでしょうか?
その時、次回はどうすれば良いか?の視点にならず、
ここまではできた。できたことを注目しよう。
そんな視点になる組織はないでしょうか?
成功の母を逃している。
失敗という目を向けるべきポイントから目を背け、
現状のアピール、釈明、説明に足が向いている。
私の仕事場では「できたことを話する」環境です。
まさに勿体無い組織です。
現状は現状、見せ方によっては光ることも曇ることもあるでしょう。
見せ方を工夫することは必要だと思いますが、
次回につなげることが成長の観点からより重要だと考えます。
両方バランス良くできる人になりたいと思いました。